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母の反対で、ハイスペック男性と破談した38歳の女性の場合
Y子さんのケースでは、毒親のハードルをうまく乗り越えましたが、乗り越えられずに婚活市場で漂流を強いられる女性もいます。
38歳の会社員、K奈さんの場合、毒親の母親が最後までこだわったのは、相手の親の学歴でした。両親ともに大卒でないと認めないというのです。
大学進学率は現在約55%ですが、婚活世代の両親の学生時代では30%台。両親がともに大学を出ている家庭は多くありません。私が母親をそう説得しようとしたのですが、ムダでした。
私は、K奈さんと東大卒の41歳のキャリア官僚(国家公務員)をマッチングしたのですが、彼の母親が高卒だったので、K奈さんの母親が頑なに反対。K奈さんと母親は、いわゆる一卵性母娘のような密な関係だったので、「親の学歴なんて私には関係ない!」と強く反発できませんでした。2人は引かれ合っていたのですが、破談に至りました。
ちなみに、キャリア官僚は高スペックでしたから、K奈さんと別れた瞬間、多くの女性から申し込みが殺到。あっという間に売り切れてしまいました。
