アナウンサーになり、現在は新しい挑戦も

ーーそこからはどんな活動をされたんですか。

堀江 一番最初のお仕事はテレビ埼玉の「高校野球ダイジェスト」でした。あとはTOKYO MX「ひるキュン!」という番組で田中みな実さんのアシスタントをさせていただいたり、BS日テレの情報番組「汐留TV!」は今でもやらせていただいています。

©深野未季/文藝春秋

ーー堀江さんの面白いところはそこから教育に関する会社を立ち上げるところです。どういったきっかけだったんですか。

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堀江 コロナ禍がきっかけでした。一人で過ごす時間が増えた中で「私は本当は何がしたいんだろう」「自分が何を残していけるだろう」と自分と向き合った時に、祖母の存在であったり子供時代の周りの環境が大事だなと改めて気付かされて。

 教育にはずっと携わりたいと思っていました。もともと子供が好きで大学も幼児教育科を卒業して、幼稚園教諭と保育士の資格も持っています。そうやって今まで勉強してきた教育についてさらに深めて勉強して、子供たちにちゃんと愛のある居場所を届けられたらいいなと考え始めました。

ーーまず何をやられたんですか。

堀江 保育士としてインターナショナルスクールで働き始めました。その園はモンテッソーリ教育を導入している園でした。

ーーモンテッソーリ教育とは普通の教育と大きくどこが違うんですか。

©深野未季/文藝春秋

堀江 一言で言えば主体性です。例えば私たちが受けてきた義務教育は勉強の時間、給食の時間と時間割が全部決まっていますが、モンテッソーリ教育だと給食の時間はあるけれど「今日食べる」「食べない」は自分で決められるんです。そうやって自分たちで取捨選択をして、失敗も繰り返すことで想像力や企画力を養っていく。

 もちろん義務教育でも輝いている子はいると思うんですけど、モンテッソーリ教育で学んでいる子供たちってすごく輝いているんですよね。そういう子供が大きくなった時に、今の日本を変えていく力になってくれるのかなって思っています。