露骨な「中道推し」に驚く、減税ポピュリズムを軽視?、ロッキード事件から50年

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手練れの業界ウォッチャーが、新聞報道にもの申す!

★露骨な「中道推し」に驚く

 疾風怒濤、いや阿鼻叫喚の年明けだった。高市早苗首相が「大義なき解散」を画策すれば、立憲民主党と公明党が新党・中道改革連合を結成して「仁義なき戦い」を仕掛ける。いずれも永田町の常識を覆す奇策だが、政治報道は相変わらずの平常運転だ。1月の顛末は以下の如し。

(1)政局を占っては大外し

 お屠蘇気分も抜けぬ3日朝、時事通信が「夏以降に衆院解散? 高市首相の判断焦点」と題した記事を配信した。解説委員長の筆によるもので、「最短は予算成立後」との見出しもあった。1年の政局をあれこれと占うのは正月の定番記事だが、なぜか1月解散の可能性は無視されたままだ。大半の政治メディアは、やがて襲う怒濤の運命をまだ知らない。

(2)特報の追っかけに新味なし

 9日夜、読売が「高市首相が衆院解散を検討」と特報した。通常国会冒頭に解散し投開票は2月上中旬と時期を特定する堂々の特ダネだ。

 朝日は11日、「首相、通常国会冒頭での解散検討」と読売に追随した。だが、中身はスカスカだ。肝心の記事の根拠も「政権幹部が11日、明らかにした」と雑駁に書くばかり。読売は9日の関連記事で「私が年明けに解散すると言ったら、どう思うか」といった首相の肉声や自民党が昨年11月に実施した衆院選の情勢調査結果を挙げていたが、朝日の追っかけ記事は事実究明に乏しい。

 代わりに朝日は「解散検討、秘密主義貫く首相 選んだ『異例』の手法、政権内に禍根も」と叩く。どうやら政権攻撃のネタ探しが本務らしい。まさに証拠より論。だが、しっぺ返しが待つ。

(3)懲りずに選挙結果を占う

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source : 文藝春秋 2026年3月号

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