
手練れの業界ウォッチャーが、新聞報道にもの申す!
★リベラルが嫌われる理由
敗者の心得は「失意泰然」のはずだが、衆院選翌日の2月9日夕刊のコラムはさながら「失意逆上」だ。
朝日の「素粒子」は敗者を並べて惜別する。「底が抜けたのか。社会の。政治の。戦後民主主義の。リベラルの。護憲の。この国の。それとも何の」と書き綴る。
毎日の「近事片々」は勝者を揶揄する。「何がウケたのか。やってくれそうな期待感、突き進む行動力、明るく元気な人間性……。どれもイメージ先行で」と切り捨てる。
読者が読みたいのは、記者の思い入れが先行した悲憤や決め付け型の批判ではない。両紙が与党の圧勝を予想した情勢調査のように、事実やデータに裏付けられた冷静な筆の方がよほど、読みがいがある。
感情が先走ると我を失う。古参の政治ジャーナリストさえそうなのが不思議だ。9日配信のスポーツ報知の記事には「田﨑史郎氏、小沢一郎氏ら大物政治家の落選に私見 『本当に残念というか、やはり時代が変わってきている』…『モーニングショー』」とあった。
残念? 惜しむのは、大物の退場か、古き良き時代か。いずれにせよ権力を監視する者の言葉ではない。
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