言葉について、あれこれ考えた新書『生きる言葉』が、おかげさまで14万部を超えた。子育てや短歌の話と並んで「クソリプに学ぶ」という節が人気だ。クソリプとは、SNSなどでの発信に対して付けられるクソのような(ひどい、取るに足りない)リプライ(返信)を指す。誰もが手軽に発信できる時代だからこそ、誰もがクソリプに見舞われる可能性がある。クソリプの分類や解説、対処法、心構えを書いたところ、大きな反響があった。詳しくは読んでいただきたいが(ちゃっかり宣伝)多くの人がクソリプに傷ついているのがSNSの現状だ。私自身も痛い目にあってきた。でも痛がっているだけでは面白くないので、言葉の現象として観察を続けている。最近は、ひどいリプが付いても「大物が釣れた!」「新種かな!?」という感じで、かなり耐性がついてきた。

昨年の10月、大谷翔平選手が「1番・投手兼指名打者」で出場したドジャース対ブルワーズの試合を、覚えておいでだろうか。結果は、10奪三振で勝利投手、打っては先頭打者ホームランを含む3本塁打の大活躍だった。リアルタイムで中継を見ていたところ(野球大好き! 神宮球場でウグイス嬢の経験アリ)、2本目のホームランが出たときの、アナウンサーの実況の言葉がひっかかり、私は次のようにX(旧ツイッター)に投稿した。
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