「嫌知らず」本気にしない理不尽さ

〈コラム〉2025年のことば⑧

飯間 浩明 『三省堂国語辞典』編集委員

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いま知っておくべき論点を、専門家がコンパクトに解説する「文藝春秋オピニオン 2026年の論点100」。この人気ムックの記事を「文藝春秋PLUS」でも紹介します。

 ことばは音声として相手に伝わっているのに、意図がいっこうに伝わらない。そういう状況がしばしばあります。

 あさのゆきこさんの漫画『お母さんの正体』(コアミックス)は、ワンオペ育児に悩む若い妻のモヤモヤを中心に描いた作品です。あるとき、夫に「洗濯かごに入れるシャツや靴下は裏返しにしないでほしい」と求めますが、夫は「気をつける」と言いつつ、まったく気に留めず、同じことの繰り返しになります。

 こんなふうに、「嫌だ」「困る」と言われても、それを本気で受け取らないこと(人)を「嫌知らず」と言うことが多くなりました。相手の「嫌だ」にまったく気づかない人もいれば、気づいても意識的に無視する人もいるでしょう。

飯間浩明氏 ©文藝春秋

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source : ノンフィクション出版 2026年の論点

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