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麻生氏の存在感
いま、「皇室典範」を巡って様々な論考が飛び交っていますが、7月号『拙速改正で日本を分断するな』(御厨貴×林真理子×野田佳彦)を読んで、課題が明確に理解できました。
現在問われているのは、女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する点と、旧宮家の男系男子を皇室の養子に取る点です。その中で課題になっている女性天皇について、世論調査の結果と同様に、私も賛同していますが、高市首相の皇室観が見えません。高市さんは女性首相第1号ですから女性天皇に賛意を示すかと思っていましたが、その気配を感じません。
今回拝読し一つ気になるのは、野田氏が指摘している一言です。「昨年9月に突然作られた『三笠宮寬仁親王妃家』の信子さまは、麻生太郎・自民党副総裁の妹。高市政権の『利害関係者』とも言えます」。それに対して御厨氏は「三笠宮寬仁親王妃家に養子が取られたら、麻生さんが天皇の外戚になり、平安時代の藤原氏のようになる。政治的権力者と天皇の権威との距離がぐっと近くなって、皇族の政治的中立性が揺らぐ可能性もある」と対応し、これらは「この国の政治がときどきやる、一番まずい進め方なんですよ」と発言しています。
高市首相誕生に伴い、影の「力」としてたびたび話題に上がる麻生太郎氏が、ここでも大きく存在感を示しています。御厨氏・野田氏・林氏の3人の鼎談は、それ以外にもさまざまな発言があり、大変興味と関心を掻き立ててくれました。
(東京都 柿沼昌芳)
なぜネタニヤフは好戦的?
7月号『“世界を壊す男”ネタニヤフの正体』(曽我太一)を拝読した。
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