アラビア語、ペルシャ料理、モスク…中東滞在で芽生えた興味が「インパール対談」に行き着いた

vol.175

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「文藝春秋」の編集者が明かす、電子版限定の“ここだけの話”

 今年2月末、休暇でオーストリアに向かう途中、乗り換えのカタール・ドーハで戦争が勃発し、10日間の中東滞在を強いられました(詳しくは以前の編集部日記番外編をご覧ください)。先の大戦から81年が経ち、第三次世界大戦に突入しつつある現在、ちょっと遠くで起きているように感じる中東での戦争の話題が、気になって仕方がありません。

 月に2回あるプラン会議では、提出するプランの中に最低1つは、中東に関するネタを出してきました。6月号では前テヘラン日本人学校校長の西田隆之さんによる「イラン18時間脱出記」、7月号ではジャーナリストの曽我太一さんによる「“世界を壊す男″ネタニヤフの正体」の記事を担当しました。

 ほかにも、アラビア半島・北アフリカで公用語とされるアラビア語を教わったり、高円寺のペルシャ料理屋でシーシャを吸ってみたり、代々木上原のモスク・ジャーミィでイスラム講座に参加するなど、知れば知るほど興味が湧いてきます。

 そんな私が今号で担当することになったのは、今やテレビやネット番組で引っ張りだこの元駐イラン大使・齊藤貢さんと南アジア研究者・笠井亮平さんの対談です。

齊藤貢氏 ©文藝春秋

 齊藤氏は7月に新書『なぜ米国はイランに負けたのか』を上梓したばかり。停戦もままならないイラン戦争について、ホットなトピックが聞けるのではないかと楽しみにしていました。

 一方の笠井さんも、インドやパキスタンの政治が専門なので、4月にアメリカとイランの間で仲介国として奔走したパキスタンの外交の話を聞く……のかと思いきや、与えられたのは、「イラン戦争は現代のインパール作戦だ」というアクロバティックなお題でした。

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