「子宮体がんと子宮頸がんはまったく異なる病気です。子宮頸がん検診が『子宮がん検診』と言われることがありますが、誤解に繋がります」と青木医師は語る。子宮頸がん検診を受けていても、子宮体がんは発見できないのだ。

子宮体がんは、子宮上部の袋状の部分にできるがんで、主な原因は女性ホルモンの乱れ。40代から増え始め、50〜60代が発症のピークとなる。
子宮体がんには公的な検診がないが、早期発見に繋がりやすい重要なサインがある。不正出血だ。子宮体がんと診断された人の約9割に不正出血があり、がんの初期からキャッチしやすい自覚症状だという。
「閉経後の不正出血が一番心配ですが、閉経の前後数年間にあたる周閉経期だと、危険なサインなのか判断が難しいことがあります。ですから50歳前後で一度でも不正出血があれば、更年期の相談を兼ねて、婦人科を訪ねてほしいところです」
リスク因子も知っておきたい。
30歳以上で長期間の月経不順が続いていると、子宮体がんのリスクが高くなる。子宮体がんの前がん病変である子宮内膜異型増殖症も、多くは月経不順を伴うという。
肥満や、妊娠・出産の経験がないこと、多嚢胞性卵巣症候群もリスクとなる。
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