世界を撮り、日本に還る

第21回 宮本卓・ゴルフフォトグラファー

宮本 卓 ゴルフフォトグラファー

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四季と光がコースを輝かせる。誰も見たことのない日本のゴルフコースの美しさ

 

■ゴルフ春秋
第1回 妻は公務員を勧めていたんです
第2回 居酒屋で娘と大喧嘩に
第3回 強い気持ちで立ち上がる!
第4回 4打罰を自己申告したあの日
第5回 フォームなんて気にしなくていい
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第17回 「脱力関節調律」で飛ばす

第18回 大ヒットグッズ誕生のウラ話

第19回 ゴルフで日本を元気にしたい

第20回 画面の向こう側を伝えたい

第21回 世界を撮り、日本に還る 今回

 日本でフォトグラファーとしてのキャリアをスタートさせた私は、1987年に活動拠点をアメリカに移しました。以降、トーナメントに挑む選手の歓喜から失意までを撮り続けてきました。

 タイガー・ウッズのメジャー15勝すべてを撮ったカメラマンは、世界で私一人と聞きました。松山英樹は2011年のマスターズのベストアマ獲得から、2021年の日本人初制覇まで立ち会わせてもらいました。最終日、18番グリーンの撮影エリアは満員御礼。それでもカメラマン仲間が「タク、入れ。お前がここで撮れ」と真ん中を空けてくれました。

宮本さん

 思えば、もうひとつのライフワークであるコース風景の撮影に扉を開いてくれたのもアメリカでした。

 2002年、米ゴルフの聖地、ペブルビーチに撮りためた写真を送りつけたら、幸運にも公式写真家として採用されました。以来ツアーだけでなく、欧米の名門コースの風景も撮ってきました。しかしキャリアの後半、どうにも気になることが心に浮かんで離れなくなったんです。「俺は日本のコースを撮っていない」と。

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source : 文藝春秋 2026年11月号

genre : エンタメ スポーツ アート