教育が崩壊する時、日本の未来はない。言語脳科学の第一人者が緊急提言する
今、教育の根幹を揺るがす事態が起きています。
生成AIの普及に伴い、日本の教育現場でもAIが利用されるようになりました。しかし、AIが子どもたちに及ぼす影響について真剣に議論や検証はされていません。こうした現状に、私は強い危機感を抱いています。
教育に携わる脳の研究者として一貫して訴え続けてきたことですが、教育現場でのAI利用は一切禁止すべきです。
子どものAI利用の議論に、「一定の年齢まではAIを制限し、段階的に利用を許可することで、徐々に慣れさせればよい」という玉虫色の意見を述べる人がいますが、そうした“妥協案”には何の根拠もありません。AIは年齢を問わず思考力や言語力、そして倫理観までを狂わせ、脳に宿る無限の可能性を奪ってしまうからです。
生成AIの急速な発達が、社会を大きく変えつつある。企業や自治体などが競い合うように生成AIを導入し、活用ぶりをアピールするようになった。それは教育現場でも例外ではない。例えば東京都教育委員会では、昨年5月より全都立学校を対象にした「都立学校生成AIサービス」の本格運用を開始。作文添削などでのAI利用を推し進めている。
だが、発育過程にある子どもたちのAI利用は、深刻な問題を孕んでいるという。言語脳科学者で東京大学大学院総合文化研究科教授の酒井邦嘉氏が緊急提言する。

私が担当する東京大学の講義でも、デジタル機器の普及に伴って学生たちに異変が起きています。
年額プランがおトク!月あたり900円で全記事読み放題
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
オススメ!
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
電子版+雑誌プラン
18,000円一括払い・1年更新
1,500円/月
※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2026年12月号

