【ヒント】
2004年、東洋人で初めてオン・ブロードウェイの公演を手掛けた演出家は?
舞台への関心は、幼稚園児の頃から芽生えていた。
「宗家藤間流家元の藤間勘十郎さんの下で日本舞踊を習い、歌舞伎役者たちが真剣に稽古する姿を見て『大人の世界だ』と大興奮していました。発表会は歌舞伎座。『お夏狂乱』の演目で、僕が指さす方(扉頁)には、花道を通る藤間紫さんがいました」
演出家を志し、大学を中退。ダンサーや振付師として歩み始めた。
「母が亡くなった当日も舞台に立ちました。松竹歌劇団のレビューガールだった母は、演者として僕に夢を託したのかな。『舞台で生きる覚悟を決めなさい』と壮大なバトンタッチをされたような気がしました」
29歳の時、初めて演出を手掛けた『アイ・ガット・マーマン』がロングランのヒット。以後、ストレートプレイ、オペラ、歌舞伎など幅広いジャンルの演出を手掛ける。
「自分の人生の責任は自分でとれれば、失敗なんかないんじゃないかな。今はそう思えるから、新しいことに挑戦できるのかもしれません」
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
今だけ年額プラン50%OFF!
月額プラン
初回登録は初月300円・1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
オススメ! 期間限定
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
450円/月
定価10,800円のところ、
2025/1/6㊊正午まで初年度5,400円
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2021年3月号