情緒

短歌

ライフ 読書

 五月の椅子の背に飛び乗って悲しみをひととき途絶えさせる雀よ

 蟻が蟻を運ぶようだね昼日中ひるひなか手荒れの花畑荘厳に

 彼女はいつも曼荼羅のようになりたくて戸棚に花を匿す毎日

 こころはいつかあなたに殴り殺される/この場を借りて言うお礼たち

 春先の花溢れ出る指先のみんな気持ちの化け物だから

 鳩が飛ぶ、ことにそれほど意味はなくひかり泡だつ街を見ていた

 春の最中に屏風にえがかれ動けない小さな雀、すずめ、雀よ

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
新規登録は「月あたり450円」から

  • 1カ月プラン

    新規登録は50%オフ

    初月は1,200

    600円 / 月(税込)

    ※2カ月目以降は通常価格1,200円(税込)で自動更新となります。

  • オススメ

    1年プラン

    新規登録は50%オフ

    900円 / 月

    450円 / 月(税込)

    初回特別価格5,400円 / 年(税込)

    ※1年分一括のお支払いとなります。2年目以降は通常価格10,800円(税込)で自動更新となります。

    特典付き
  • 雑誌セットプラン

    申込み月の発売号から
    12冊を宅配

    1,000円 / 月(税込)

    12,000円 / 年(税込)

    ※1年分一括のお支払いとなります
    雑誌配送に関する注意事項

    特典付き 雑誌『文藝春秋』の書影

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2022年2月号

genre : ライフ 読書