新生 パリのリッツ 老舗ホテルが生まれ変わるとき

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パリに来たら、金が無いのでない限り、リッツに泊まるべき——。文豪ヘミングウェイにそう言わしめたホテルが重厚な扉を開き、新たな歴史を刻み始めている。/文=加納雪乃、写真=高村佳園

Ritz Paris

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昨年9月に誕生した「リッツ バー」は天空モチーフの幻想的な内装。星座がテーマで12星座をイメージしたカクテルが美味

Bonjour!

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パリきってのリュクスなスポット、ヴァンドーム広場に立地するリッツ パリ。広場に面した正面玄関に加え、滞在客やお忍びゲストが利用していた裏口を、もう一つの玄関(写真下段)として一般開放した。そばに新パティスリー「リッツ パリ ル・コントワール」や「リッツ バー」を設け、従来ひっそりしていたエリアを一気に活性化、新顧客の獲得に繋げた

Délicieux!

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シェフ・パティシエのフランソワ・ペレは、Netflixで番組が作られるなど、世界的な名声を誇る。今まで彼のスイーツはホテルのレストランやサロンでしか味わえなかったが、この新パティスリーをオープンさせ、カジュアルにお菓子やサンドウィッチが楽しめるように。特にフルーツやチョコレートを使ったマドレーヌ(写真下段)は一番人気だ。イートインもでき、朝から夕まで賑わう


Ritz Paris

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リッツ パリ総支配人
マーク・ラフレー氏

“さらに多くのゲストと冒険を”

 1898年にホテル王セザール・リッツに命を吹き込まれた「リッツ パリ」。以来、アール・ド・ヴィーヴル(生活芸術)のシンボルとして輝き、プルーストやシャネルら多くの著名人に愛されてきました。

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source : 文藝春秋 2022年7月号

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