【フル動画】 片渕須直×北原尚彦 対談「〈アニメーション映画制作術〉片渕須直とシャーロッキアンの“異常な愛情”」

【フル動画】 片渕須直×北原尚彦 対談「〈アニメーション映画制作術〉片渕須直とシャーロッキアンの“異常な愛情”」

片渕 須直 アニメーション映画監督
北原 尚彦 シャーロック・ホームズ研究家
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◆“異常に深く調べる”と新しい“何か”が生まれる?

 文藝春秋digitalは、8月2日(火)19時〜、アニメーション映画監督の片渕須直さんと作家/ホームズ研究家の北原尚彦さんによるオンライン対談イベント「〈アニメーション映画制作術〉片渕須直とシャーロッキアンの“異常な愛情”」を開催しました。

 《対談フル動画はこのページ下部にあります》

 片渕須直さんはアニメーション映画を制作する際、緻密な取材・考証を行うことで知られています。監督を務め、2016年に公開されると、1133日間も続く異例のロングラン上映となったアニメ映画『この世界の片隅に』(原作マンガ:こうの史代)では、すべての場面を何月何日のどこで、その日がどんな天気だったのかまで特定して表現するという、通常のアニメーション映画にはない方法がとられました。

 次作は『枕草子』が執筆された千年前の平安京を舞台とする物語であり、片渕監督は2017年より『枕草子』はじめ、様々な文献資料を調査しつつ制作を開始しています。

 コナン・ドイルが著した「シャーロック・ホームズ」シリーズ、いわゆる「正典」を深く愛し、ときにその周辺資料をくまなく渉猟する人々に“シャーロッキアン”がいます。“シャーロッキアン”とは、探偵小説の古典的名作「シャーロック・ホームズ」シリーズ(コナン・ドイル作)への“異常な愛情”ゆえに調査・研究などの活動を行う人々から、一般的ホームズ・ファンまで、とにかく「ホームズ好きな人」を指す言葉です。

「日本シャーロック・ホームズ・クラブ」会員であり、日本を代表するシャーロッキアンのひとりである北原尚彦さんはその研究成果を評論等で発表しつつ、自ら作家としても「シャーロック・ホームズ」のパスティーシュという一種の“翻案”を制作しています。「正典」を深く読み込むことで何が明らかになるのか、そして徹底した考証を行うことでどのような“翻案”が可能になるのか――。

 アニメーション映画製作に向き合う片渕監督の姿勢と重なる部分も多い北原氏のアクセス。『名探偵ホームズ』でその脚本を多く担当し、今新たに「枕草子」という正典に向き合い続けている片渕監督。はたして『名探偵ホームズ』の時点では片渕監督はどこまで作品制作にあたり“リサーチ”を行っていたのでしょうか? 初対談であるお二人が語り合う貴重なオンラインイベント、ぜひご覧ください。

 当日リアルタイムでご覧になれない方も、イベントの模様を収録した動画を配信しますので、何度でもご覧いただくことができます(※編集の都合上、動画はイベント終了後、一両日中に公開します)。動画は本記事のいちばん下(有料部分)にアップします。

◆イベント概要

 イベント名:「〈アニメーション映画制作術〉片渕須直とシャーロッキアンの“異常な愛情”」

 出演:片渕須直、北原尚彦

 日時:8月2日(火)19時〜20時30分(予定)Zoomウェビナーを使用して開催します。完全オンラインイベントです。

 ◆片渕 須直(かたぶち・すなお) プロフィール

片渕さん
 
…アニメーション映画監督。1960年、大阪府枚方市生まれ。日大芸術学部映画学科在学中から宮崎駿監督作品『名探偵ホームズ』に脚本家として参加。『魔女の宅急便』(89/宮崎駿監督)では演出補を務めた。TVシリーズ『名犬ラッシー』(96)で監督デビュー。同じく、TVシリーズの『BLACK LAGOON』(06)では監督・シリーズ構成・脚本も務めた。『アリーテ姫』(01)にて長編映画を初監督。以降の監督作として、山口県防府市に暮らす少女・新子の物語を描いた長編映画『マイマイ新子と千年の魔法』(09)は異例のロングラン上映とアンコール上映を達成。2019年12月には新しいシーンを追加した『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を公開。

 ◆北原尚彦(きたはら・なおひこ)プロフィール

北原尚彦氏
 
…作家、翻訳家、ホームズ研究家。1962年東京都生まれ。青山学院大学理工学部物理学科卒。日本推理作家協会会員、日本SF作家クラブ会員、日本古典SF研究会会長。創作『首吊少女亭』、古書エッセイ『古本買いまくり漫遊記』、翻訳『モリアーティ秘録』(キム・ニューマン)、ドラマ監修『ミス・シャーロック』など、活動は多岐にわたる。『シャーロック・ホームズの蒐集』で日本推理作家協会賞候補。編書『シャーロック・ホームズの古典事件帖』で日本シャーロックホームズ大賞を受賞。『シャーロック・ホームズ語辞典』で日本推理作家協会賞および本格ミステリ大賞候補となり、再び日本シャーロック・ホームズ大賞を受賞。最新刊は『シャーロック・ホームズの建築』。

◆問い合わせ

 文藝春秋編集部

 メール:mbunshun@bunshun.co.jp

 

◆対談フル動画

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source : 文藝春秋

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