「肉を食べない」から「サプリ1日100錠」まで
世の中にはたくさん健康法があるが、名医と呼ばれる人たちは果たしてどのような健康法を実践しているのか。実際に各分野でトップを走る10人に聞くと、皆バラバラだった。食事や運動、睡眠などにこだわりを持つ人がいる一方、ほとんど何もしていない人や、「医者の不養生」を地で行くような医師もいたのだ。
(1)山田悟(北里大学北里研究所病院糖尿病センター長)
日本中を席巻した感のある「糖質制限」。北里大学北里研究所病院糖尿病センター長の山田悟医師は、科学的根拠に基づいた安全な糖質制限を実現する「ロカボ」の旗振り役として知られる。自身の日常の食生活は、どのようなものなのか。
「1日に摂取する糖質の量を110グラムに設定しています。脳と赤血球が必要とするブドウ糖の量が130グラム。これに対して肝臓が1日に放出するブドウ糖の量が150グラム。だから本当は食事として糖質を摂らなくても問題はないのですが、1食当たりの糖質量が20グラムを下回ると、さすがにきつく感じてしまう。なので、朝20グラム、昼と夕方で40グラムずつ、それにスイーツの10グラムを加えた計110グラムまでは摂るようにしています」
朝は、肉と野菜の具だくさんのポトフにバターたっぷりのブランパン(小麦の表皮で作った低糖質のパン)。これに糖質を抑えたエクレアかシュークリームを加えても、糖質は20グラムに収まる。
昼は日によって異なるが、職員食堂でのランチなら、定食のご飯だけを外して、持参のブランパンを食べる。ブランパンを持参できないときは、ごはんを小さなお茶碗に半分だけよそってもらう。
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source : 文藝春秋 2018年05月号