デフレ対策も財政再建も「二兎を追う」のではなく断固として実現する
第二次安倍政権が成立して、一年が経過しました。「もう一年も経ったのか」というのが、正直な実感です。
思い返せば、一昨年の十二月十六日の総選挙で自民党が政権を奪還し、組閣をしたのは、暮れも押し迫った十二月二十六日。それ以来、一日も休まずに走り続けてきた一年でした。
二〇一三年の漢字として「輪」が選ばれましたが、記者会見で私自身の漢字を問われて「即」と答えました。即断即決、即実行を心懸けてきた一年だったからです。
第一次安倍政権は残念ながら一年で退陣を余儀なくされましたが、今回の第二次政権は丸一年を迎えて、なお着実に政策を進めています。
よく皆さんに聞かれるのは、「第一次政権と第二次政権では何が違うのか」という問いです。それは、第二次安倍政権で「政治主導」が機能したことに尽きるのではないか、と感じています。
今回の政権が、政治主導を機能させるターニングポイントとなったのは、政権ができて一カ月にも満たない、昨年一月十六日に起きた「アルジェリア人質事件」でした。
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source : 文藝春秋 2014年02月号