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不満が顕在化する世界
新年特大号のエマニュエル・トッド氏、佐藤優氏、片山杜秀氏の鼎談『ウクライナ戦争の真実』を読みました。
ロシアによるウクライナ侵攻からもうすぐ1年が過ぎようとしているが、いまだ収束がみえない。
3氏の考察論評で共通して読み取れたのは、今まで先送りされてきた問題が、これ以上先送りできないところまできているということだ。ウクライナとロシアの二国間だけの領土争いという単純なものではなくなっている。
その背景には、クリミア併合やその前のソ連崩壊、更にはウクライナ飢饉まで、二国間のこれまでの歴史と当事国以外の各国の利害や利権、思惑がある。今までくすぶっていた不満が戦争という形で表面化したに過ぎない。
前提として、ウクライナはロシアの様々な動きに不満がある。一方のロシアもEUの動きに不満がある。今までは抑えられていた不満が、限界まできている。
しかしこれはウクライナとロシアに限った話ではない。世界中で、領土や利権に関して不満が高まっている。
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source : 文藝春秋 2023年2月号