「最後かもしれないと思って投げました」

《新連載》ダルビッシュ有と日の丸 第2回

鷲田 康 ジャーナリスト

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エンタメ スポーツ

韓国戦での3回、波乱はやってきた

 3月10日。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド第2戦の韓国戦に、ダルビッシュ有投手(サンディエゴ・パドレス)が先発した。

 日の丸を背負って投げるのは2009年3月23日のWBC第2回大会決勝の韓国戦以来となる。また日本のマウンドで投げるのは日本ハム時代の11年、西武とのクライマックスシリーズファーストステージの第1戦に先発して以来で、実に12年ぶりのことだった。

2009年日本シリーズでの投球フォーム ©時事通信社

「WBCのマウンドというより、日本で投げることが十何年ぶりなので、特別に感じて投げました。やっぱり生まれ育った場所ですので。こういう機会はもうないかもしれないので、最後かもしれないと思って投げました」

 ダルビッシュは久々の日本での登板にこんな思いでボールを投じていたというのだ。

「日本の宿敵」と常に言われる韓国相手のゲーム。ダルビッシュ自身も09年の第2回大会では1点リードの9回にクローザーとして登板しながら、韓国の李机浩内野手に同点タイムリーを浴びて延長戦にもつれ込まれた苦い経験もある。

 その韓国打線を相手に1、2回は三者凡退で無難な滑り出しだった。しかし波乱は3回にやってくる。先頭打者に高めの真っ直ぐを左中間二塁打され、迎えた8番・梁義智捕手に「甘く入ったスライダーをうまく打たれた」とレフトスタンドに運ばれた。

 さらには味方のエラーも絡み、2死二塁から3番の李政厚外野手に右前タイムリー安打を打たれた。ダルビッシュのWBC初登板は、3回を投げて計3失点(自責点2)に終わった。試合後に投球内容をこう振り返った。

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source : 文藝春秋

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