■秋元康ロングインタビュー
第1回 青春は何キロヘルツ?
第2回 僕が作詞家になった日
第3回 なぜ、美空ひばりさんは「川の流れのように」を選んだか?
第4回 天才は、確かに存在する 今回
第5回 AKB48がどうやって生まれたのか?
第6回 AKB48 売れると思っていたのは……
第7回 AKB48選抜総選挙が歴史になるまで
第8回 あいつばかりがなぜ、モテる?
第9回 もう一度会いたくなる彼女たち
第10回 “相性”について
第11回 TKって、何者?
今回、秋元に呼び出されたのは、「室町砂場」の赤坂店だ。昼時は混雑するので、客もまばらなこの時間を指定したのだろう。店に入って、左手にある小上がりの奥から、秋元が手を振る。すでに、ねぎ焼きをツマみながら、日本酒をお猪口でちびちびやっていた。
「これから、インタビューは、全て、食事や酒を飲みながらってことにするんですか?」
僕は、少し呆れたように、そう言いながら座卓をはさんで秋元の前に座った。
「ほら、こんな陽が高い時間から、行きつけの日本蕎麦屋で一杯なんて、粋だろう? 池波正太郎や開高健や檀一雄のような文豪みたいで……」
「いや、僕はまた、秋元さんが現状のインタビューの連載に飽き足らず、“美味しい店紹介”の要素を加えようとしたのかと思いました」
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source : 文藝春秋 2023年12月号

