創刊100周年の雑誌『文藝春秋』での名物コーナー「三人の卓子」。読者の皆様からの記事への感想を募集・掲載しています。
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喉元のナイフ
4月号大特集「日本地図から『新しい戦前』を考える」では、関係国の視点から有事への対策や各国の力関係が述べられ、興味深く読んだ。読んでいるうちに十数年前に聞いた、従軍経験のある戦中派の方の言葉を思い出した。「サンフランシスコ講和条約で戦争状態が終わったなんてとんでもない。日本の占領は続いています。米軍が日本のあちこちにいるじゃないですか」というもので、妙に納得させられた。
地政学的に見れば、米軍が駐留する日本は、ロシア、中国、北朝鮮にとって、喉元に突き付けられたナイフだろう。アメリカは、ロシアと一朝ことあらば、このナイフを振り回し、日本を最前線にして戦うだろう。そういう意味では、日米安全保障条約は機能するはずだ。日本の陣地が陥落すれば、いずれはアメリカ本土に危険が迫るからだ。突き付けられたナイフを取り払いたい側と、振り回す側とのせめぎ合いで、日本の国土はズタボロになり、刃こぼれしたナイフは捨てられる運命にあるのかもしれないが、そうなっては後の祭りだ。
アメリカに追従する日本の現状は、今更変えられない。とはいえ、アメリカの言いなりになってロシアや中国と真っ向から対立する筋合いもない。生活物資の多くを輸入に頼らざるを得ない日本としては、経済や文化の交流を軸に他国とうまく付き合い、軍事力を含む国力を蓄えていくほかはない。喉元のナイフは誰も傷つけないよう、慎重に綱渡りを続ける運命なのだと思った。
(埼玉県 安藤英樹)
胸のつかえが取れた
4月号で福島雅典氏(京都大学名誉教授)の『コロナワクチン後遺症の真実』の記事を読んで、ここ数年の胸のつかえが取れ、わずかな希望さえ湧いてきました。私達夫婦はコロナワクチンは2回の接種で止めました。しかし4回以上接種した知り合いたちからは、翌日に脚がくの字に曲がって立ち上がることができなくなったとか、それまで病気知らずだったのにいきなり前立腺がんステージⅣと診断された、帯状疱疹になったなどの実話を聞いており、コロナワクチンの接種と関係があるのではないかとこの数年悶々としていました。
福島氏の詳細な調査結果と分析には大きな衝撃を受ける一方、やっとここまできたかと嬉しく思いました。「文藝春秋」という名のある月刊雑誌が取り上げたことは社会的にも重要な意味を持つと思います。内容も十分納得できるものですし、ワクチン接種との因果関係を証明できる検査法も開発中とのことで、これまで暗くなる一方だった私の気持ちが少し明るい方向に向きつつあります。感謝したい気持ちでいっぱいです。
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source : 文藝春秋 2024年5月号