あるときは心躍る爽快なリゾートへ。またあるときは宇宙(そら)や深海(うみ)の神秘へ。身に着けた瞬間、私たちを涯(はて)なき青き世界へと誘う、夏時計の深遠へようこそ。
清潔感と若々しさを与えるブルーの魅力

Patek Philippe(パテック フィリップ)
縦横サテン仕上げを施したミッドナイトブルーの文字盤と、磨き抜いたステンレススティールとのコントラスト、そして18金ゴールドによる植字数字インデックスの美しさを堪能できるコンプリケーションモデル。ウィメンズモデルだが、38mmのケース径はメンズにもフィットし、知的な印象を漂わせる。自動巻き、SSケース、ケース径38mm。4947/1A ¥8,210,000(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター☎03-3255-8109)
近年の高級機械式時計における一大ムーブメントが“ブルー”。従来、スポーツやカジュアルの領域に留まっていたこの色が、ここ5年でドレスウォッチや複雑時計の世界にまで浸透。今や夏時計のスタンダードとして定着した。その大きな理由は、ファッションとの親和性にあるだろう。ブルーを纏った時計はジーンズなどのカジュアルのみならず、スーツスタイルにもしっくりとなじみ、合わせる靴やバッグの色も選ばない。しかも装いに清潔感と若々しさを与えてくれる、この上ない万能アイテムなのである。もちろん一口にブルーと言っても、配色や仕上げによって、その印象は大きく異なってくるからご注意を。優雅なリゾートウォッチにも、精悍なドレスウォッチにもなりうるその可能性を、じっくりと探っていこう。
夏の手首に青の神秘を

Breguet(ブレゲ)
手作業でラッカー仕上げを施した、ひとつひとつ表情が異なる奥深いネイビーブルーの文字盤に、真っ白なラバーストラップの組み合わせが、ラグジュアリーなマリンリゾートを彷彿させるウィメンズモデル。ベゼルにセットされた60個ものダイヤモンドが、そのエレガンスにさらなる華やぎを添えている。自動巻き、SSケース、ケース径33.8mm。マリーン レディ 9518 ¥3,498,000(ブレゲ ブティック銀座☎03-6254-7211)

Hublot(ウブロ)
“The Art of Fusion”をモットーとする時計界の革命児、ウブロ。セラミック素材で表現されるそのブルーは、スクエア型のケースや躍動感溢れる自社製ムーブメントとの融合によって、他の時計では決して味わえない近未来的な輝きを放っている。自動巻き、ブルーセラミックケース、ケース径42mm。スクエア・バン ウニコ ブルーセラミック ¥3,762,000(LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ☎03-5635-7055)
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