リフィル処方箋からの医療改革

中室 牧子 慶應義塾大学教授
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▶月に1度の通院が年1、2回に

▶医療費が1兆5000億円も減らせる

▶残業の多い医師の働き方改革にも

「この調子だと、通える病院がなくなるよ……」

 先日、私の知人がそう嘆いていました。知人は軽めの高脂血症を患っています。普段は飲み薬を服用するだけですが、薬をもらうには医師の診察を受け、処方箋を出してもらわなくてはなりません。ただ、診察と言っても経過観察をするだけですから、定期的に通院する時間がもったいない。

 そこで、何度も使えるリフィル処方箋(以下、リフィル)を医師にお願いしたのですが、3軒の病院で立て続けに断られてしまったというのです。私は「もう1軒、頼んでみたら?」と言ったのですが、知人は諦めてしまいました。

 リフィルとは、1度診察を受ければ3回まで繰り返し使える処方箋のことです。最近、新聞やテレビで特集が組まれるようになり、耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか。先月号の「文藝春秋」でも、「憂国グループ2040」という有識者のグループが、「開業医の既得権を打破せよ」と題する記事を寄稿して普及を訴えています。

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source : 文藝春秋 2024年8月号

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