ウォール街で「ノーチュー」と呼ばれる巨大金融機関はなぜ危機に陥ったのか――。

　2025年3月期の最終赤字額が1兆5000億円規模に膨れ上がると見られている農林中央金庫（農林中金）。これを受け、格付け会社ムーディーズは「格下げの方向で検討」、S&Pグローバル・レーティングは格付け見通しを「安定的」から「ネガティヴ」に変更した。

　総資産は約102兆円、市場運用資産残高は約56.3兆円。JAグループの頂点に君臨する「知られざるエクセレントカンパニー」農林中金に今、何が起きているのか。資産運用のどこに問題があったのか。

　農林中金を約20年にわたって取材し、「文藝春秋電子版」で「農林中金の本命と対抗　次期トップ『大本命』が突如退任したのはなぜか」「〈崖っぷちの農林中金〉1兆5000億円巨額赤字でもトップ続投。次期理事長は一人に絞られた」を寄稿した、経済ジャーナリストの森岡英樹氏が徹底解説する。

（聞き手＝電子版統括編集長・村井弦、全30分）

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3. 【フル動画】農林中金「1兆5000億円赤字」“史上最大の危機”はなぜ訪れたのか《V字回復のカギは？徹底解説》