――まず、出馬を決断した理由を教えてください。
小林 初当選から今に至るまで、世界をリードする日本にしたいと考えて政治活動を続けてきました。さらに言えば、全ての国民が日本人として生まれ、育つことを心から誇りに思える国を作りたい。今の政治状況を踏まえれば、この数年間の動きが数十年後の日本の未来を大きく左右するのは間違いありません。自分が目指す「国のかたち」を実現するためには、今しかない。そう考えて挑戦を決めました。
当選4回で40代、サラリーマンの息子ですから世襲議員でもない。永田町の常識では出馬すること自体が異例と言えるかもしれません。立候補の意向を示されている先輩方と比べて、私は知名度ゼロのチャレンジャーです。勝算は分かりません。ただ、負けてもいい戦いは一つもありません。仲間と共に戦えば、「この壁は突破できる」と本気で思っています。
――夫人にお子さんが1人というご家庭ですね。家族の反応は?
小林 5月頃からメディアの方に「出馬するんですか?」と訊かれるようになり、家族の耳にも入ったのでしょう。最初、妻は「冗談でしょ!?」という反応でした。中学生の娘は手厳しくて「パパが総理大臣の日本なんて住みたくないよ。家では、こんなにいい加減なのに」と(笑)。ただ、徐々にメディアに出る機会が増えてくると真剣さが伝わり、今は応援してくれています。
――夫人は東大の同級生ですね。
小林 はい、私が財務省に勤めていた時に結婚しました。
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