先日、20代前半かという女性と話す機会があった。初対面だが、私の年齢と居住地は聞いているようだった。
彼女は約束の場所に10分ほど遅れて入ってくるなり、頭を下げた。
「すみません、遅れて。時間前から何度かのぞいたんですが、いつも電話かメールをされていたので」
「あらァ、ごめんなさい。ちょうど仕事で急な用が入ってしまって」
すると彼女は驚いたように言った。
「現役なんですか!?」
私の方が驚いた。そうか、私の年齢だと現役で仕事をしていないはずなのだ。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2024年12月号