昭和の頃、一般人は何かを外に向かって発信したり、表現したりするのは難しかった。一般人にはそういう場がなかったのだ。
昭和も末期になると変わって来たとはいえ、外の不特定多数に向けての発信や表現は、プロであればこそ許されていたように思う。
歌も楽器もスポーツも、また随筆など何かを書くことも、持論を述べたりすることもだ。
おそらく、誰もこれに疑問を持たなかったのではないか。だが、色んな人に知らせたいなァと思うこともあったはずだ。日常生活の中の面白いこと、旅先でのできごと、時事問題への私見、他人の意見を聞きたいこと等々である。手紙や電話という手段はあったが、相手は友人知人や身近かな人に限られる。
しかし、今はできる。
SNSである。
不特定多数にも、また限定した人たちにだけでも、一度に簡単に発信できる。それも写真でも絵でも動画でも何でも送れる。日記のように毎日更新できる。
有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。
記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!
初回登録は初月300円
月額プラン
1ヶ月更新
1,200円/月
初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。
年額プラン
10,800円一括払い・1年更新
900円/月
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き
有料会員になると…
日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!
- 最新記事が発売前に読める
- 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
- 編集長による記事解説ニュースレターを配信
- 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
- 電子版オリジナル記事が読める
source : 文藝春秋 2024年8月号