脚本家の笠原和夫(1927〜2002)は『仁義なき戦い』シリーズ(昭和48〜49年)をはじめ、一貫して「昭和の劇」を追求し続けた。その背中を追いかけてきた脚本家・映画監督の井上淳一氏が、その技と魂を語る。
笠原和夫という名を眼にした最初は、昭和57(1982)年公開の『大日本帝国』でした。当時の僕は17歳、込められた天皇批判にも気づかず、「なぜ軍国主義っぽい映画を?」と首を傾げていました。だから当時話題のカップル、近藤真彦と中森明菜を主演に据えた『愛・旅立ち』(昭和60年)の時も、「なんでもやるんだ」と驚くだけでした。
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source : 文藝春秋 2025年1月号