10月22日、国内外の来賓を招き、「即位礼正殿の儀」が執り行われた。11月10日には、即位を祝うパレードが開催される。ご成婚から26年、令和の天皇皇后が歩んだ道のりは決して平坦なものではなかった。35年にわたり皇室の方々を撮影し続けたカメラマンの秘蔵写真から、おふたりの歩みを「笑顔」で振り返る。/写真・河崎文雄
カメラマンの河崎文雄さん(74)は、週刊誌「女性自身」で昭和の時代から、35年にわたり皇室の方々を撮影し続けてきた。次の写真は、03年に兵庫県「みどりの愛護」のつどいで撮影した一枚。
「雅子さまは、普段から天皇の一歩後ろを歩かれるので、いいツーショットを撮るにはちょっとした“演出”が必要です。この時は、淡路島の郷土玩具の“じゃんけんピーヒャラ”を吹いていただくようお願いしてみました。そうしたら、本当にやってくださり、天皇はパーを、雅子さまがチョキを出し、満面の笑みを浮かべられたのです」
河崎さんは、登山や海外訪問にも同行し、おふたりの飾らない人柄に接してきた。
「天皇は雅子さまと一緒に公務をされていると嬉しそうです。雅子さまは、海外にいる時に自然な表情になる。これからも、おふたりの笑顔をたくさん見せていただきたいですね」
那須の御用邸周辺を雅子さまの“嫁入道具”でドライブ。
94年、サウジアラビアの「赤い砂漠」でツーショットを狙う報道陣。
王族や首長の夫人らと通訳なしで懇談される雅子さま。
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source : 文藝春秋 2019年11月号