「私で大丈夫ですか？」

　開口一番、こう仰ったのは、俳優の米倉涼子さん。

　小誌2025年2月号からスタートした、経済学者・成田悠輔さんによる対談連載「成田悠輔の聞かれちゃいけない話」に、初ゲストとしてご登場いただきました。

　米倉さんは1992年、高校2年生のときに「全日本国民的美少女コンテスト」で審査員特別賞を受賞し、モデルとしてデビュー。99年に俳優に転向して以降は、テレビドラマを中心に活躍されてきました。

　かたや、成田さんは東京大学経済学部を卒業後、同大大学院を経て、アメリカの名門・マサチューセッツ工科大学（MIT）で博士課程を修了。現在は、イェール大学助教授として教鞭をとりながら、データや思想などを組み合わせて事業や政策などをデザインするスタートアップ企業「半熟仮想株式会社」の代表も務めています。

　女優と経済学者という、まったく別々の道を歩まれてきたお二人。異色の組み合わせゆえに、米倉さんが思わず口にされたのが冒頭の言葉です。しかし、実は意外なところで、接点が生まれていました。

　現在、米倉さんが主演の大ヒットドラマ『ドクターX　外科医・大門未知子』シリーズ完結編となる劇場版が公開中ですが、本作には「50歳以上の外科医は老害」と言ってはばからない、どこか成田さんを思わせる（？）キャラクターが登場するのです。

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3. 実は意外なところに接点が…女優・米倉涼子と経済学者・成田悠輔の「異色対談」のスリリングさ