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銀座ホステスにも思わぬ影響が……コロナによる「ストレス食い」を防ぐ10カ条

2020/03/28
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 新型コロナウイルスの感染拡大を受けて各地で外出自粛要請が出されるなど、世の中のムードは澱みきっている。

 テレビを観ても新聞を読んでも、流れてくる情報は不安を増幅するものばかり。精神的なストレスは蓄積していく一方だ。

 ストレスが溜まった時に取る行動は人それぞれだが、とりわけ多いのが「食べる」という行為、いわゆる「やけ食い」「ストレス食い」だ。空腹を感じているわけでもないのに、手近に置いてあるスナック菓子などを途切れることなく食べ続ける。結果として体重だけが増えていく――。

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 自粛ムードは、意外なところにも影響を及ぼしているのだ。

「マスクがないから」「もし感染したら……」と、外出できず

 都内に住むW子さん(29)は、日中は英会話学校の非常勤講師、夜は銀座の高級クラブのホステスとして忙しい毎日を送っていた。ところが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて、昼の仕事も夜の仕事も出勤停止を余儀なくされている。

 最初のうちは「のんびりできる」と楽観的だったが、すぐにそんな生活にも飽きてしまった。友達を誘っても「マスクがないから」とか「もし感染したらお店に迷惑がかかるから」と断られてしまう。

 朝から夕方までソファーで横になって、情報番組のようなワイドショーを観続けるW子さん。その間、テーブルの上にあるお菓子を食べ続ける。

©iStock.com

 テーブルの上のお菓子がなくなると、戸棚から新しいのを出してきて補充する。それもなくなると冷蔵庫を開けて、コンビニで買っておいたお惣菜のようなものを出してきて食べる。それもなくなると、冷蔵庫の中から余りもののキャベツやらホウレンソウやらモヤシやらを出して炒めて食べる。

 そこにあるものをチャチャッと料理できるなんて、いいお嫁さんになりそうだが、おかげで起きている間はつねに何かを食べ続けているような毎日になってしまった。

 ちなみに彼女、いわゆる“三食”は摂っていない。つねに食べ続けているからお腹がすかないので、きちんとした食事を摂らなくなってしまったというのだ。