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枝野幸男 立憲民主党代表
「国民が政治から離れたんじゃない。政治が国民から離れてしまっているんだ」

日刊スポーツ 10月19日

 躍進が伝えられる立憲民主党。19日に秋葉原で行った街頭演説には約3000人(主催者発表)の聴衆が集まり、「枝野!」コールが湧き上がったという。『週刊新潮』は立憲民主党の人気ぶりを「巨大与党と、自分たちを排除した首都のボスに立ち向かう人々、の構図」「日本人特有の判官びいき」と評している(10月26日号)。思えば、つい最近までその座にいたのが小池百合子氏だった。

 立憲民主党の存在感が増してきているからか、周囲が騒がしくなってきた。その一つが、「立憲民主党は政党要件を満たしていない」というデマだ。

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 そもそもの発端は、ジャーナリストの有本香氏がネット番組で公職選挙法が定める政党要件を説明し、「立憲民主党は、この要件を満たしているのかという根源的な疑問があります」「法的に問題ないんでしょうか?」と疑問を呈したこと。同席していた作家の百田尚樹氏は「違憲民主党やね!」と同意したが、視聴者からの問い合わせによって立憲民主党が政党要件を満たしていることを認め、謝罪に追い込まれた(ハフィントン・ポスト日本版 10月19日)。しかし、番組から「要件を満たしていない立憲民主の比例は無効」というデマが広がり、今も拡散し続けている。

 また、百田氏はツイッターで「川西駅前に枝野が来て演説していたが、まったく人が集まっていなかったという」とも記していたが(10月18日)、同日、枝野氏は新潟にいて川西駅前は訪れていない(立憲民主党ホームページより)。なお、同日は立憲民主党の福山哲郎氏が兵庫県の川西能勢口駅を訪れているので、「まったく人が集まっていなかった」のは福山氏のことだろう。

千葉県松戸駅で演説する立憲民主党・枝野代表 ©AFP=時事

長谷川豊 日本維新の会
「僕だけ捕まるのはおかしいので『こちらの言い分を聞かせたい』といって設けられた聴聞会だったんです」

zakzak 10月18日

 千葉1区から日本維新の会の公認として選挙戦に臨んでいる元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏。千葉県警の掲示板に掲げられた公示に、道交法に関する聴取の対象者として長谷川氏の氏名と住所が記載されていると話題になっている。

長谷川豊氏 ©時事通信社

 取材に応えた長谷川氏は「1、2カ月前に京葉道を走行中、60キロ規制区間であることを知らずに92キロで走ってしまい、覆面パトカーに止められたのですが、ほかの車はもっと速い速度で通り過ぎていく。僕だけ捕まるのはおかしいので『こちらの言い分を聞かせたい』といって設けられた聴聞会だったんです」と釈明した。ただし、道交法違反は事実であり、現在は免停中とのこと。まったく釈明になっていない上、「僕だけ捕まるのはおかしい」という主張がすでにおかしい。他人が悪事をしていれば自分も悪事をしてもいいというのか。それが選挙に立候補している人間の言うことか?

 なお、長谷川氏は過去に「自業自得の人工透析患者なんて、全員実費負担にさせよ!無理だと泣くならそのまま殺せ! 今のシステムは日本を亡ぼすだけだ!!」と題されたブログ記事をアップして騒動を起こし(2016年9月19日)、担当していた全ての番組を降板することになったことがある。また、「『60歳以上の選挙権はく奪』を真剣に検討してみる」という記事をアップしたり(2015年7月23日)、「8割がたの女ってのは、私はほとんど『ハエ』と変わらんと思っています」と記事内で語ったりしている(2015年9月4日)。

 なお、騒動後も「テレビレギュラー週8本をなめんなよ」と挑発的な発言をブログに書いていた長谷川氏だが、今年2月に行われた衆院選出馬会見の席上では、「レギュラー8本なめんなよというのは、ひょっとしたら、僕は書いていないかもしれません。ちょっと記憶にはないので」(THE PAGE 2月7日)と発言して世間を驚かせた。忘れっぽさだけは政治家向きなのかもしれない。

皇后さま
「日本の被爆者の心が、決して戦いの連鎖を作る『報復』にではなく、常に将来の平和の希求へと向けられてきたことに、世界の目が注がれることを願っています」

NHK NEWS WEB 10月20日

誕生日を迎えられた皇后美智子さま(宮内庁提供)

 20日に83歳の誕生日を迎えた皇后さまが、記者の質問に対する形で文書で回答を寄せた。皇后さまは1年を振り返り、印象深かったこととして、国連職員の中満泉氏が日本人女性初の国連事務次長(軍縮担当上級代表)となったこと、ノーベル平和賞を核兵器廃絶国際キャンペーン「ICAN」が受賞したことなどを挙げるなど、世界平和への強い関心を示されている。

「軍縮を狭い意味に閉じ込めず、経済、社会、環境など、もっと統合的視野のうちに捉え、例えば地域の持続的経済発展を助けることで、そこで起こり得る紛争を回避することも『軍縮』の業務の一部であること」を中満氏に教わったという皇后さま。今後、軍縮と平和について考える上で、大きな助けになったと述べられている。