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竜星を見守る仲間由紀恵
だがその竜星を母親役の仲間由紀恵(42)は慈愛に満ちた目で見守っている。
「竜星さんが沖縄弁でふざけたり、ずーっと仲間さんに話しかけたりしていてもニコニコ。竜星さんが現場でニーニーのごとく振る舞えるのは仲間さんの存在が大きい」(同前)
山形県で生まれ、東京で育った竜星は、小学生の時からスポーツ万能だった。在籍していたサッカークラブのコーチが振り返る。
「彼は小学校5年生の時に入団。ハンサムで折り目正しい少年で、サブチームではありましたが、大きな身体を生かして活躍していた。ニーニーとはぜんぜん違う、温厚で大人しめな印象だったので、今、俳優として頑張っているんだなあ、と感心しています」
岩渕真奈の才能を目の当たりにして挫折
一時はサッカー選手になることを夢見たが挫折。同じチームに“天才”がいたからだ。「当時から男の子をどんどん抜いていた」(同前)というその人物こそ、なでしこジャパンの岩渕真奈選手(29)。その才能を目の当たりにし、新たな道を模索し始めたという。
進路に悩む竜星の背中を押したのは母親だった。
「高校2年生の頃、ファッション関係の仕事をしていたお母さんから矢沢永吉の自伝『成りあがり』を渡されたそうです。それを読んだ竜星は『自分もスターになりたい』と感化された。その2日後、今の事務所にスカウトされたのです」(事務所関係者)
事務所のプッシュもあって、デビューしてすぐに主演舞台やドラマのレギュラーが決まる。2013年、若手俳優の登竜門である戦隊モノ「獣電戦隊キョウリュウジャー」(テレビ朝日)の主役に抜擢。