1ページ目から読む
2/3ページ目

竜星を見守る仲間由紀恵

 だがその竜星を母親役の仲間由紀恵(42)は慈愛に満ちた目で見守っている。

「竜星さんが沖縄弁でふざけたり、ずーっと仲間さんに話しかけたりしていてもニコニコ。竜星さんが現場でニーニーのごとく振る舞えるのは仲間さんの存在が大きい」(同前)

仲間由紀恵

 山形県で生まれ、東京で育った竜星は、小学生の時からスポーツ万能だった。在籍していたサッカークラブのコーチが振り返る。

ADVERTISEMENT

「彼は小学校5年生の時に入団。ハンサムで折り目正しい少年で、サブチームではありましたが、大きな身体を生かして活躍していた。ニーニーとはぜんぜん違う、温厚で大人しめな印象だったので、今、俳優として頑張っているんだなあ、と感心しています」

岩渕真奈の才能を目の当たりにして挫折

 一時はサッカー選手になることを夢見たが挫折。同じチームに“天才”がいたからだ。「当時から男の子をどんどん抜いていた」(同前)というその人物こそ、なでしこジャパンの岩渕真奈選手(29)。その才能を目の当たりにし、新たな道を模索し始めたという。

岩渕真奈

 進路に悩む竜星の背中を押したのは母親だった。

「高校2年生の頃、ファッション関係の仕事をしていたお母さんから矢沢永吉の自伝『成りあがり』を渡されたそうです。それを読んだ竜星は『自分もスターになりたい』と感化された。その2日後、今の事務所にスカウトされたのです」(事務所関係者)

 事務所のプッシュもあって、デビューしてすぐに主演舞台やドラマのレギュラーが決まる。2013年、若手俳優の登竜門である戦隊モノ「獣電戦隊キョウリュウジャー」(テレビ朝日)の主役に抜擢。