中絶の立会いを拒否し、「友人」が立会い
「A子はアフターピルも吐き出してしまう状態でした。二度目の妊娠を彼に伝えると、今度も『無理』『ありえない』と。そしてA子が中絶の立会いを求めると、『俺は行けないからビジネスパートナーの人にお願いする』と言われたんです」(同前)
当日、彼女はこの男性の車で、名古屋市内の産婦人科へ向かったという。
ここに小誌が入手した「人工妊娠中絶同意書」がある。日付は「令和2年11月26日」。本人欄にはA子さんの名前、配偶者欄には伊藤の署名が記されている。そして「友人」として男性の名前があった。この男性はジュビロのサポーターで、SNSに伊藤との写真をアップしている人物だ。
「A子はその後、伊藤君の連絡先やラインのやり取りを消し、連絡を断ちました。21年6月に彼は結婚を発表しましたが、A子は通院を続けている。1日に10錠以上の薬を服用し、通院費は月6万円ほどです」(同前)
A子さんに妊娠、中絶が事実かどうか聞くべく携帯を鳴らすと、
「洋輝との関係は事実です。言いたいこともあるのですが、これ以上は相手のことがあるので……」
伊藤はどう答えるのか。示談を担当した弁護士が、概ね次のように回答した。
「(一度目の妊娠は)相手が自分かどうかわからないので事実と異なる。中絶の詳細は聞かされておりません。(二度目の妊娠・中絶は)そのような事実があったことは聞いております。(「無理」などの発言は)事実と異なります。A子さんとは真摯に交際しており、性交渉や中絶を強制したことはありません。合意した上で決定しております」
そしてこの4月、2人の間にある事件が起こった――。
4月に起こった事件の詳細、A子さんの友人が証言をするに至った理由など、7月20日(水)12時配信の「週刊文春電子版」および7月21日(木)発売の「週刊文春」で詳報している。
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