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■夫婦2人(子どもが生まれる前の夫婦、DINKSを含む)
■子ども1人と夫婦の3人家族
■子ども2人と夫婦の4人家族
■子どもが独立した後の夫婦
■1人暮らし(未婚、離別、死別)
■母子家庭、父子家庭
■兄弟姉妹
■60代と40代、70代と50代などの親子2人
■夫婦と、夫または妻の父か母、または両親の3~4人
■親と子と孫の3~4人
■カップル(事実婚カップルや恋人同士など)

■ダウンサイジング住み替え層
(子供の独立後など、広い家を売却して夫婦2人にちょうどよい広さのマンションを購入する層。あるいは資産性のある80㎡くらいの広いマンションを所有しているが、高い価格で売却可能なうちに利益確定目的で売却し、60㎡くらいの広さのマンションに住み替えたい層)
■「郊外→都心」「駅遠→駅近」「一戸建て→バリアフリーマンション」への住み替え層(老後の生活のために、利便性のよい都心にバリアフリーマンションを購入する層。あるいは、駅近の利便性がよい場所に住み替えたい層)

■セカンドハウス(利便性のよい都心での拠点や、寝泊まりできる仕事部屋等として)
■不動産投資家(購入後、賃貸物件として貸す投資家層)
■相続税対策目的層

 このように非常に需要の幅が広い。

 個室を必要とする「子ども2人と夫婦」の4人家族であれば、67~68㎡前後のコンパクトな3LDKを選ぶことで対応が可能だ。少し狭さは感じるかもしれないが、その分、コストを抑え、リスクヘッジをしながら、都心の利便性を享受できる。子供の独立後はリビングにつながっている部屋をリビングと一体にし、2LDKにしてもいいかもしれない。

©iStock.com

 主に子どもの入学・進学に合わせた時期に需要が集中することの多い75~80㎡の3LDKマンションに対し、都心・準都心の駅近60㎡マンションは、様々な世帯から一年を通じて需要がある。

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「ファミリー世帯」は減少の一途

 また、貸す場合においても、狭すぎず、広すぎない60㎡マンションは都心においては需要が多いのに供給が少なく、貸しやすい面積帯だ。

 そして今後「75~80m²マンションのような広い家」を必要とする「ファミリー世帯」はどんどん減り、逆に、「1人暮らし世帯」や「夫婦のみ世帯」は増えていく。