「ここは昭和だよな」
「古いなあ、いつ建ったんだろう」
「財務省よりはマシかもしれませんけどね……」
霞が関の農林水産省本館で、小泉進次郎大臣の到着を待つ間、私たち取材班が案内された応接室にあったのは今どき懐かしい感じのソファセット。山崎努や西村晃が座れば、松本清張ドラマが始まりそうな雰囲気でした。思わず「昭和」と口にせずはいられませんでした。
そこへ小泉氏の秘書が現れ、「霞が関で、ここがいちばん昭和かもしれないって話しているんですよ」というので、「ああ、やっぱり」。前任者の更迭で、小泉氏がこの役所の主になったのは、わずか5日前のことでした。
その秘書が「コーラでもいいですか」というので何かと思ったら、大臣の席の前に置かれたミネラルウォーターをコーラに差し替えたいとのこと。
写真には映り込みませんから「どうぞ、どうぞ」というと、赤いラベルのコカ・コーラのボトルがドンと置かれ、黒い液体がコップに注がれました。
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