高市早苗総理、必読の一冊である。
似鳥氏は大学卒業後の10年弱、統計データの分析を手がけるシンクタンクに勤め、研究者に転じた。教授を務める高千穂大学では、筋トレやドラえもんの歴史などを扱うユニークなゼミを持つが、専門は日本中世の荘園だ。シンクタンクでの経験を生かし、農水省の「作物統計」など現代のデータも駆使して実相に迫る。

「荘園からの税は米や銭だけでなく塩や鉄などの特産品に加え、労働にも及びました。つまり荘園制とは、財やサービスを列島規模で動かす富の再分配システムであり、国家的財源。荘園や税が分かれば、中世社会が分かるのです」
だが、大飢饉や地頭の苛烈な統治もあり、室町後期には税の未納が常態化した。似鳥氏は、「本書では荘園制がダメになったメカニズムを解き明かした」と語る。
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