「税と権力 中世人はどうして税を払うのか」似鳥雄一さんインタビュー

エンタメ 読書

 高市早苗総理、必読の一冊である。

 似鳥氏は大学卒業後の10年弱、統計データの分析を手がけるシンクタンクに勤め、研究者に転じた。教授を務める高千穂大学では、筋トレやドラえもんの歴史などを扱うユニークなゼミを持つが、専門は日本中世の荘園だ。シンクタンクでの経験を生かし、農水省の「作物統計」など現代のデータも駆使して実相に迫る。

似鳥雄一『税と権力 中世人はどうして税を払うのか』(早稲田新書)1320円(税込)

「荘園からの税は米や銭だけでなく塩や鉄などの特産品に加え、労働にも及びました。つまり荘園制とは、財やサービスを列島規模で動かす富の再分配システムであり、国家的財源。荘園や税が分かれば、中世社会が分かるのです」

 だが、大飢饉や地頭の苛烈な統治もあり、室町後期には税の未納が常態化した。似鳥氏は、「本書では荘園制がダメになったメカニズムを解き明かした」と語る。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
初月300円で今すぐ新規登録!

初回登録は初月300円

月額プラン

初回登録は初月300円・1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

900円/月

1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

18,000円一括払い・1年更新

1,500円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事が読み放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年7,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 塩野七生・藤原正彦…「名物連載」も一気に読める
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2026年3月号

genre : エンタメ 読書