【ヒント】
占い師から転身。痛快なストーリーでヒットを連発する脚本家といえば?
書く楽しみを覚えたのは小学生の時だった。
「1歳の頃から、寝る前に私が話したことを母がノートに書き取ってくれました。金歯に憧れて、『歯をピカピカに磨いて金色にしよう』とか(笑)。小学校に上がる頃、母に『自分で書きなさい』と言われ、思いつくままに書くようになりました」
その習慣は10歳で父を亡くして途絶える。再び書くようになったのは、19歳で母を亡くしてからだ。
「初めて書いた脚本は、母の葬儀を描いた『母のおくりな』。大学で単位が足りず、卒論代わりに書いたものです。脚本家を目指したのは、ある脚本家との大失恋がきっかけ。いつも負の出来事が力をくれました」
29歳で脚本家デビュー。以来、「やまとなでしこ」、「ハケンの品格」、「ドクターX」、「花子とアン」など、数々のドラマをヒットに導いた。
「書くまで死ねるかと思うドラマが3本あって。ぜんぶ実在の人物が題材です。還暦を過ぎてぐーたらすればいいのに、なんでかな(笑)」
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source : 文藝春秋 2021年2月号