徹底取材 安倍昭恵「家庭内野党」の真実

自由奔放な振る舞いの源流を辿る

石井 妙子 ノンフィクション作家
ニュース 政治

「夫から注意されたことはありません」――これは新しい内助の功なのか

安倍昭恵氏 ©文藝春秋

 ときに「反原発」「反防潮堤」「反TPP」といった安倍政権とは真逆の意見をいい、自ら「家庭内野党」と名乗って見せる。

 昨夏にはオスプレイ用ヘリパッドの建設で激しい抗議活動が続く、沖縄県・東村の高江に平和活動家と出かけて物議をかもし、かと思えば、その約2週間後には夫に先駆けて真珠湾をひとりで訪問。政治的意図があるのかと話題を集めた。

 農業にたずさわり、環境問題や女性の社会進出支援に積極的な姿勢を示して、講演やメディアへの露出も多い。

 東京・神田の裏路地で自ら居酒屋「UZU」を経営。酒豪ぶりはつとに知られ、酔ってヤジロベーのように両手を広げて千鳥足で歩く姿や、著名なミュージシャンにしなだれかかる酔態を週刊誌に撮られもしたが、不思議とスキャンダルにはならなかった。

 フェイスブックを使って、こまめに自分の活動を発信し、ネット上で反安倍を訴える若者に呼びかけて、飲み仲間になってしまうこともある。直近では「今、興味があるのは大麻」と発言して世間を驚かせもした。

 是非はともかくとして、目下、新しいファーストレディ像を提示し続けているのが、安倍昭恵首相夫人である。現在、54歳。

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source : 文藝春秋 2017年03月号

genre : ニュース 政治