週刊誌を席巻する「熟年セックス」ブームを読み解く
西木 最近の男性週刊誌は大変なことになってますね。目次をみると、《60歳からのセックス》に始まって《まだまだSEX》、そして《死ぬまでSEX》ときた。「死ぬ、死ぬ」というのは女性だけの用語かと思ってたのに(笑)。
鹿島 そういう特集記事を毎週入れ替わり立ち替わり、ライバル誌に負けじとぶつけている。私なんか、セクソロジーの研究をやっていてしかも還暦すぎてるからか、「週刊現代」から「60歳すぎてのセックス」とかにコメントを求められて、その号が完売しちゃった。すると「ポスト」からも取材が来た。と思ったら「現代」からまた来て、二誌同時制覇。いわば常連コメンテイターになってしまいました。
田丸 笑っちゃったのは《これが「心臓に優しい」テクニック》――なにもそこまでしなくてもって(笑)。
鹿島 あの「中央公論」までもが《人生後半戦 男の欲望は枯れない》。
西木 「婦人公論」は昔からその種の特集をやってるけど、最近とみに凄くて、女性用の器具の詳細な紹介記事とか。ああいうのに男の週刊誌も引っ張られたんじゃないかと思うのね。
田丸 そして今、「文藝春秋」よ、お前もか(笑)。
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source : 文藝春秋 2013年08月号