自由民主党京都府支部連合会(以下京都府連、西田昌司会長)が昨年10月31日の衆院選において、二度に渡って地元議員に金銭を配っていることが、筆者の取材で明らかになった。京都府連における“選挙買収”は国政選挙のたびに行われており、月刊「文藝春秋」においてその実態を筆者はレポートしてきた。この選挙買収疑惑は国会でも取り上げられ、国家公安委員長だった二之湯智氏が予算委員会で追及を受けた。
2022年11月30日に公開された令和3年分の政治資金収支報告書。京都府連の収支報告書によれば、昨年の衆院選前に候補者が支部長を務める選挙区支部などから2650万円が府連に献金され、10月上旬に一人につき50万円(計2650万円)が53名の府議・市議・元市議選候補者らの議員支部および政治団体に配られていることが確認できる。
各候補者の献金額は次の通り。
7,500,000円 自由民主党京都府第一選挙区支部 (代表 勝目康)
4,000,000円 繁本まもるを育てる会(代表 繁本護 *政治団体 京都二区)
3,500,000円 自由民主党京都府第三選挙区支部 (代表 木村弥生)
5,500,000円 自由民主党京都府第四選挙区支部 (代表 田中英之)
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