「真の友」たれるか
9月号、船橋洋一氏による台湾・蔡英文総統単独インタビュー「まさかの時の友が真の友です」を読み、日台関係について改めて考えた。
日本人の大多数は他の先進国に比べ、難民への関心が低い、とはよく言われることだが、まさにその通りだと思う。
現在、“自由主義”のアメリカと“社会主義”の中国との政治、経済、軍事的対立が激化している。約180年前のアヘン戦争における大英帝国への敗北。それによって失った香港を完全に“奪還”した中国の次なる目標はもちろん台湾だろう。
香港の場合には旧宗主国であるイギリスがおとなしく引き下がったが、近い将来中国により台湾が軍事侵攻された際には当然、在日米軍が自衛隊と共同戦線を張り、反撃作戦を実行するだろう。
ベトナム戦争では、共産主義の北ベトナムがソ連、中国のバックアップによりアメリカに勝利し、国家統一を成し遂げた。
果たして、今回はどうであろうか。
ところで中国建国の父毛沢東は生前、「もし核戦争になった場合、中国には6億人いるから、半分が消えても3億人が残る。何を恐れることがあろうか」と豪語したという。
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source : 文藝春秋 2021年10月号