フィギュアスケートの羽生結弦さん初となる単独ツアー公演が、11月4日にスタートする。文藝春秋では身近な人物の肉声を通じて、その知られざる素顔を伝えてきた。その一部を紹介する。
羽生結弦が僕を高みに連れていく
ネイサン・チェン(フィギュアスケーター)
「羽生結弦の最大のライバル」といわれた米国代表のネイサン・チェン選手だ。北京五輪では羽生選手の金メダル三連覇を阻んだチェン選手だが、「強いライバル」がいたおかげでより上を目指すことができたと振り返る。
羽生結弦 スケートを文化に
都築章一郎(フィギュアスケートコーチ)
都築氏は羽生選手の“恩師”にあたる存在だ。小学校2年生の羽生選手が、都築氏の経営するスケート教室への入門を経て、栄光への道を駆け抜けるまで「成長の軌跡」を振り返る。
羽生結弦「人生を変えた十年」
能登直(写真家)
能登氏は、国内外で羽生選手が出場したほぼ全ての試合を撮影してきた。出会いのきっかけは、2011年4月に神戸で催された東日本大震災チャリティー演技会だ。当時の羽生選手はまだ中学生。「結弦くんを中心に撮っていくから」と伝えると「やったー」と羽生選手は喜んだという。
フィギュア・羽生結弦 日本男子の誇り
野口美恵(スポーツライター)
スポーツライターの野口氏に対して「俺は一流になりたい」と18歳の羽生選手は語っていたという。著書『羽生結弦 王者のメソッド』で演技を分析した野口氏が、羽生選手の本音に迫った。
source : 文藝春秋 電子版オリジナル