世論調査でやっと気付く世の怒り、自国連立を煽る読売の本心は?

新聞エンマ帖

ニュース 社会 政治 芸能

手練れの業界ウォッチャーが、新聞報道にもの申す!

★調査でやっと気付く世の怒り

 岸田文雄首相の内閣改造・自民党人事が悪評紛々である。

 しかし、分かり切った話だろう。

 新聞があれほど「処遇が焦点」と煽るだけ煽った人事も結局は、茂木敏充幹事長と河野太郎デジタル相は続投。スキャンダル塗れの木原誠二官房副長官は幹事長代理に横滑り。麻生太郎副総裁や松野博一官房長官らも留任だ。これのどこが人心一新なのか、謎だ。

 ただし、一番の謎は、改造の翌9月14日朝刊の筆の鈍さである。

 社説も物分かりが良過ぎる。日経は、女性閣僚5人と初入閣11人の起用、外相と防衛相の同時交代を挙げて「刷新感を出した」と肯定的に評価してみせる。読売も「刷新感を出すとともに、来年の自民党総裁選を見据え、ライバルの配置や各派閥の意向に配慮した人事と言えるのではないか。そうした苦心の跡がうかがえる」とまで慮る。

有料会員になると、この記事の続きをお読みいただけます。

記事もオンライン番組もすべて見放題
今だけ年額プラン50%OFF!

キャンペーン終了まで時間

月額プラン

初回登録は初月300円・1ヶ月更新

1,200円/月

初回登録は初月300円
※2カ月目以降は通常価格で自動更新となります。

オススメ! 期間限定

年額プラン

10,800円一括払い・1年更新

450円/月

定価10,800円のところ、
2025/1/6㊊正午まで初年度5,400円
1年分一括のお支払いとなります。
※トートバッグ付き

電子版+雑誌プラン

12,000円一括払い・1年更新

1,000円/月

※1年分一括のお支払いとなります
※トートバッグ付き
雑誌プランについて詳しく見る

有料会員になると…

日本を代表する各界の著名人がホンネを語る
創刊100年の雑誌「文藝春秋」の全記事、全オンライン番組が見放題!

  • 最新記事が発売前に読める
  • 毎月10本配信のオンライン番組が視聴可能
  • 編集長による記事解説ニュースレターを配信
  • 過去10年6,000本以上の記事アーカイブが読み放題
  • 電子版オリジナル記事が読める
有料会員についてもっと詳しく見る

source : 文藝春秋 2023年11月号

genre : ニュース 社会 政治 芸能