点滅

短歌

エンタメ アート

リモコンを頭上にかざす 今季初の除湿のために、高々と、いま

部屋干しの湿度と臭ひに負けた、など思はねどわれらに涼しさを!

(冷えないね)(何かぬるいね)きつと君も思ひをりけむあの数十分

「冷えないね」「何かぬるいね」やつと君も口に出したり数十分後

故障(タ・ス・ケ・テ)のサインなるらしぬるき風と「運転」ランプの赤き点滅

大家さんの元へと向かふ君の背に梅雨明けの迫るごとくにも見ゆ

冷房のなき梅雨明けを迎へ撃つ用意もなくて、われらべたべた

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source : 文藝春秋 2019年9月号

genre : エンタメ アート