建築で社会を変える “闘う建築家”の使命
「これまで自分がやってきたことが認められたようで、涙が出そうでした」
今年、「建築界のノーベル賞」とも称されるプリツカー賞を受賞した建築家の山本理顕(79)。同賞の日本人受賞者としては丹下健三、槇文彦らに続く9人目で、プリツカー賞受賞最多の国となった。
「横須賀美術館」「横浜市立子安小学校」などの代表作がある山本が設計する建築は、華美なデザイン性よりも、建物や住宅と周囲の環境との調和を最も重視する。
「近代日本はプライバシーを重視するあまり、建物や住宅とその外の社会との関係を遮断してきました。その結果、地域のコミュニティが失われた。でも、建築は社会を変えることができる。建築を通してコミュニティを創造することが建築家としての私の使命です」
その使命を全うするため、時に“闘う建築家”とも称される山本。彼の挑戦はこれからも続く。
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source : 文藝春秋 2024年8月号