新たな「五反運動」で強権政治を強めている(聞き手 城山英巳・北海道大学大学院教授)
■駐中国大使、かく戦えり〈完結〉
第1回 駐中国大使、かく戦えり
第2回 中国での3ステップ 情報収集術
第3回 尖閣諸島のために戦略的臥薪嘗胆を
第4回 原発処理水「情報戦」の真相
第5回 「台湾有事」中国の本当の狙い
第6回 二階俊博元自民党幹事長のすごい人心掌握術
第7回 鄧小平のオーラと江沢民の炭坑節
第8回 習近平の「国家の安全」に警戒せよ 今回
「垂秀夫大使は台湾にとって長年の良き友人であり、台日関係深化の重要な立役者でもあります」
5月9日、台湾の蔡英文総統は総統府で行われた「大綬景星勲章」授与式で、とても立派な勲章を私の肩に掛けてくれました。そしてスピーチでは冒頭のように語りかけ、日台間の青少年交流の推進など、私が日台関係強化のために力を入れてきた様々な施策を紹介してくれました。
中でも、「垂さんによる先駆的な仕事だった」と評価してくれたのが、日本人高校生による台湾への修学旅行の増加です。きっかけは、2003年に台湾での大使館に相当する「交流協会」台北事務所を離任する際に、友人の邱義仁氏(官房長官に当たる総統府秘書長を務めた)から「日本からの修学旅行生を増やしたい」と相談されたことでした。邱氏は、陳水扁総統時代だけでなく、後に蔡氏が総統に就任してからも、一貫して外交・安保政策に大きな影響力を持っていた人物です。日台関係に寄与する提案でしたから、どうにか実現したいと考えていました。
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