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2020/02/28

チェックポイントその2:接続の安定性・連続再生時間

Anker ★★★★☆

cheero ★★★☆☆

SoundPEATS ★★★★☆

 電源オンから接続までのスムーズさは、3製品とも十分に合格点をつけられます。ただし人が多く電波も混信しやすい街中、例えば渋谷のスクランブル交差点や秋葉原の電気街などでは、cheeroは比較的ブチブチと接続が切れやすい傾向があります。そうした症状が突出して少ないAnkerは、通勤通学も含めた屋外利用に適した製品と言えそうです。SoundPEATSは両者の中間といった印象です。

今回は室内はもちろん、屋外にも持ち出して接続性なども検証しました

 連続再生時間は、実際に試したところAnkerが5時間30分、cheeroが4時間30分、SoundPEATSが3時間40分という結果でした。長時間の再生にこだわるならばAnker一択ですが、Ankerとcheeroはスマホのバッテリー消費が激しい傾向があり、それらが比較的緩やかで、かつケース1回の充電で35時間再生できるSoundPEATSが、ベストという人も多いのではないでしょうか(Anker、cheeroはいずれも20時間再生)。

ワイヤレス製品が途切れやすいことで知られる渋谷のスクランブル交差点や秋葉原電気街で繰り返しチェックした限りでは、途切れにくい順にAnker>SoundPEATS>cheeroという結果でした

チェックポイントその3:操作性

Anker ★★★★★

cheero ★★★☆☆

SoundPEATS ★★★★★

 今回の3製品はいずれも、本体側面のボタンで、再生と一時停止、前の曲/次の曲へのスキップ、電源のオンオフと、基本操作が行えるようになっています。イヤホン側に音量調節の機能がなく、スマホ側で調整しなくてはいけないのも、3製品に共通する特徴です。

 ただし押しやすさは製品によって差があります。本体を若干ひねったデザインにすることで、ボタンに角度をつけて押しやすくしているAnkerやSoundPEATSと異なり、左右対称デザインのcheeroは、操作中は耳の穴を軸にイヤホンを斜めに押し付ける格好になり、耳の穴に負担がかかりがちです。この点においては、AnkerおよびSoundPEATSが優秀といえそうです。

Ankerは、やや曲がった形状が耳によくフィットします。基本操作は側面を押して行います
cheeroは左右対称デザインで、耳に差し込んだ状態で側面ボタンを押すと、耳の穴を軸にイヤホンが倒れるように押されるため、耳の穴に負担がかかります
SoundPEATSはAnkerと同じく、やや曲がった形状でフィット感も高く、側面ボタンを押しての操作も容易です

チェックポイントその4:音質

Anker ★★★★★    

cheero ★★★☆☆

SoundPEATS ★★★★☆

 イヤホンでもっとも重要なのは、なんといっても音質でしょう。3製品の中で、音に最もメリハリがあるのはcheeroですが、いわゆるドンシャリ音が強く、長時間聴いていると疲れがちです。AnkerとSoundPEATSは、多少音がこもっていますが、適度にマイルドで聴きやすいのが特徴です。筆者的には、バランスの良さを優先するならばSoundPEATS、メリハリを求めるならばAnkerをおすすめします。

 なお、どの製品もノイズキャンセリング機能はなく、AirPods Proのような遮音性は期待できません。外部の音を遮断して作業に集中する目的で使うならば、フィット感がなるべく高めのイヤーピースに交換するのが手っ取り早く、そうした意味では4サイズのイヤーピースが付属し、ピースの素材にも一定の強度があるAnkerが有利です。

Ankerは4サイズのイヤーピースが付属。このほかフィット感をさらに高めるイヤーウィングも同梱されます
cheeroに付属するイヤーピースは3種類と少なめ。日本人向けの設計のせいか、ピースが他製品に比べると小さめに寄っています
SoundPEATSはAnker同様、4サイズのイヤーピースが付属しますが、XSが極端に小さいのと、素材が弱いのか何度か交換しているうちに裂けたりと、耐久性に疑問符が付きます
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