【3位タイ ONE PIECE(尾田栄一郎・週刊少年ジャンプ) 138点】
海賊王を目指す青年・ルフィとその仲間たちによる、ひとつなぎの大秘宝・ワンピースを巡る冒険物語。現在まで、週刊少年ジャンプ連載作品の中で、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に次ぐ長期連載となっている。また単行本の国内累計発行部数は日本の漫画史上最多の3億9000万部で、全世界では最新96巻で4億7000万部を突破している。1997年から現在まで連載中。
「最近、長年の連載で張り巡らされた伏線が回収され始めて、物語の緻密さに脱帽している。結末が気になりすぎて読まずにはいられない」(32・女性)
「20年を超える長期連載にもかかわらず、一度もダレることなく冒険を描き続けている」(52・男性)
「読めば読むほど前に戻って読み返したくなる。所々の物語で登場する社会風刺的な要素も面白い」(43・女性)
「シャボンディ諸島で、天竜人をぶん殴ったルフィが泣くほどカッコ良かったです」(28・女性)
「一見、天然で何も考えてないように見えるルフィだけど、いつも心に芯を持ってブレない性格がこれ以上にない最強の主人公です」(37・男性)
【2位 SLAM DUNK(井上雄彦・週刊少年ジャンプ) 140点】
不良青年・桜木花道が高校バスケットボールを通して成長していくストーリー。当時はその絶大な影響力からバスケットボールを始める若者が急増したとも言われている。掲載期間は1990年から1996年。
「笑いあり、真剣勝負ありのスポコンの王道だと思う」(46・男性)
「まさにスポーツマンガの最高頂点を極めた作品で、金字塔と言える。説明とか理由はもう不要でしょう」(46・男性)
「流川楓君に憧れて、毎日公園でシュートやドリブルの練習をしたり、ランニングをして体力作りをしていました」(34・女性)
「高校でバスケを始める人が増えました」(39・女性)
「桜木、三井、流川、赤木といった一人ひとりのキャラクターの個性が強いのに、対照的に、安西先生が癒し系なのも素敵。この漫画を通してバスケが好きになりました」(35・女性)
作中でのセリフも印象深い。
「『諦めたらそこで試合終了だよ』。安西先生のこの言葉が人生の教訓になっている」(48・男性)
「三井が泣きながら『安西先生、バスケがしたいです』と言う、あのシーンが目に浮かびます」(44・女性)
【1位 ドラゴンボール(鳥山明・週刊少年ジャンプ) 238点】
(#2では 小島よしおが語る「なぜドラゴンボール世代の僕が『鬼滅の刃』にハマったのか」を公開中です)
238票と過半数近くの票を獲得して堂々1位となったのは、週刊少年ジャンプにて1984年から連載されていた『ドラゴンボール』だった。
7つ全てを集めるとどんな願いも叶えられる“ドラゴンボール ”と、孫悟空の冒険物語でこれまで様々なアンケートで1位を獲得してきた。
“ドラゴンボール世代”からは熱いコメントが集まった。
「子ども達の世界が“週刊少年ジャンプの発売日を中心に回っていた”という時代があって、なかでも『ドラゴンボール 』はその中心的な存在だった」(38・男性)
「アクション、アドベンチャーというカテゴリでは少年マンガの金字塔。今後もこの漫画を超えるものは出てこないと思う」(52・男性)
「現在の少年マンガの原型はここから始まっている気がする」(42・男性)
「僕ら世代の男にとって、共通言語のような趣きがある」(40・男性)
「ジャンプの掲げる『友情・努力・勝利』を体現していて、毎週ワクワクしながら読んでいました」(43・男性)
印象的な場面を挙げてくれる人も。また、ファンならではの“あるある”体験も……。
「超サイヤ人に覚醒するシーンは、何度読んでも鳥肌が立ちます」(37・女性)
「天下一武道会のシリーズが大好きでした」(29・男性)
「かめはめ波はたくさんモノマネ練習もしました」(40・女性)
「かめはめ波や太陽拳など、今考えれば絶対にできない技も修行をすればできるようになる! と修行(?)という名の遊びをしていました」(45・男性)
「海外の学校に転校した時、何も話せなくてつらかった私に同級生たちが『カメハメハー』と話しかけてくれて、打ち解けることができました。私にとって、恩人のような漫画です」(42・女性)