《今まで曖昧になっていた「恋愛禁止」というルールについて改めて考え直す時代が来たのだと思います。運営と相談し、どのような形であれ必ず結論を報告させて頂きます》
11月20日、AKB48の3代目総監督である向井地美音(24)が自身のTwitterでこう問題提起した。この発言の発端は11月19日に「文春オンライン」が報じた同グループのメンバー、岡田奈々(25)の熱愛報道だった。
Twitterで謝罪し、卒業を発表した岡田
現在、AKBの中心メンバーであり、かつては他メンバーが起こしたスキャンダルに厳しい意見を飛ばし“AKBの風紀委員長”を名乗り出ていた岡田。一般のタレントであれば祝福されたであろう熱愛報道も、彼女の場合は“醜聞”として受け取られた。各方面で大きな話題を呼び、結果的に同月23日には岡田が自らTwitterで謝罪し、卒業を発表している。
「岡田の卒業の意思は固く、すぐにグループからスッパリ身を引くことを考えていた。ですが、運営としては人気メンバーである岡田が抜ける穴を補填するには調整する時間が必要だった。そう言った意味でも『卒業時期は未定』と発表されたのです。
卒業を発表した日、AKBは『テレ東音楽祭2022冬』への出演を控えていた。そこに岡田が出演するかどうかギリギリまで本人との話し合いが行われていました。本人としては参加したくないというのが本音だったようですね」(大手芸能事務所関係者)
「火に油を注いだ」交際相手の謝罪とAKB向井地の発信
その後、岡田の交際相手である猪野広樹も謝罪コメントを発表。しかしファンらの怒りは収まらず、SNSでは猪野への批判が相次いだ。
向井地が発した冒頭の“恋愛禁止の是非”についても、一部では恋愛解禁のために動いているとも受け取られ、翌21日に向井地は《改めて運営に確認を取ったところ「AKB48グループに恋愛禁止のルールはなく、メンバーそれぞれが自覚を持って活動することで成り立っている」とのことでした》と弁明している。
令和の時代にあって、これほど熱愛報道に批判が殺到することも珍しい。ももいろクローバーZの高城れにが日本ハムファイターズの宇佐見真吾との結婚を発表した際には批判的なコメントは極めて少なく、むしろ“既婚者アイドル”誕生が祝福された。
では、なぜAKBの熱愛がこれほど批判を集めてしまうのだろうか。